2017-09

2013年8月欧州アルプス アイガーミッテルレギ稜登山とスイスの旅報告

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〈アイガー ミッテルレギ稜 photo:木村〉

旅行期間:8月19日~9月3日(期間16日)登山期間11日間

メンバー:木村 正一(66歳)賀集 信(64歳)米田 義輝(63歳)渋谷 佳行(63歳)

 NHKで放映されたグレートサミット「アイガー」に魅せられ計画した。
 昨年は天候が悪く取り行けず、今年こそはと思い盆明けの20日過ぎの好天を考えて8月19日 関西空港23時40分のカタール航空で日本を出発した。8月20日、ドーハ経由スイス・チューリヒに入る。
 チューリヒよりスイスパスを使いベルン・インターラーケンオスト経由グリンデルワルドに着く。ホテルは昨年泊まった同じホテルを利用、スタッフのメンバーも1人新人がいるぐらいで暖かく迎えてくれた。

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8月21日

 計画通りファウルホルン(2,681m)へのハイキング、時差ぼけ調整を図る。
 山頂からはベルナーオーバーランドアルプスの景色を堪能する。15時半グリンデルワルドの戻り、明日22日のガイド打ち合わせの為ガイド協会へ向う。
 ガイド協会は山の店内あり受付嬢に説明聞くと既に組合せメンバーが決まっており、明日22日15時15分にアイスメイヤー駅にてガイドと合流する旨言われ、装備についてはヘルメット、アイゼン、ピッケル、ハーネス、安全環付カラビナ2個を持参するように言われ、ホテルに帰り明日の装備を確認。先の装備以外に薄手の防寒着、手袋、水1.5リットル、行動食を準備する。

8月22日

天候 晴 
 昼過ぎの電車で早めにアイスメイヤー駅に着く。
3時15分前後に4名のガイドが来る。指定されたガイドとザイルを組み、すぐさま、アイスメイヤー駅から南壁出口のトンネルに入り、トンネル内は凍ておらず駆けるように下っていく、トンネル出口から岩場を少し下りシュルンドを渡り氷河に入る。

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 南壁よりの落石地帯2・3百メートルほど走らされ、呼吸が乱れる中、雪の斜面を登り壁に取り付く。ここが一番難しく2ピッチ程スタカットで登る、小屋までの中で一番難しい箇所でした。

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 後は右斜め上にトラバースして行くと、ルンゼにぶつかりルンゼの底に下り、再び右斜め上にトラバースしていくと、稜線上にミッテルレギ小屋が見えてくる。ガイドの一定のスピードに付いていくのが精一杯で後10分と言われ急斜面を登りきると、小屋の入り口の階段に付く、小屋は稜線にはみ出した状態で建てられていた。

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16時20分着 後続の米田が少し遅れで来る。通常は2時間かかる、賀集・渋谷は1時間遅れで小屋に着く。ベツト、ザック等の置く場所を確認し宿泊名簿に全員が記帳する。食事まで小屋の周りで読書をする人や横になって寛ぐ人のなか小屋番のお爺さんは夕食の準備をし、若いガイド達はその手伝いをしている。

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 18時と19時からの2回に分け食事(スープ・ミートスパゲッテ・ゼザート)が始まる。21時前にガイド分を含め飲み物代の清算を済ませベツトに入る。

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8月23日

天候 晴

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 4時起床、4時半食事、5時出発 夜明け前の薄暗い中、25~30名がヘッドランプの明かりを頼りに北壁側と南壁側にすっぱり切れた痩せ尾根をコンテで登っていくと小さな壁にぶつかりガイドと同時登攀といった形で登って行く。ここで2パーティーを追い越してトップに立つ、小ピークを幾つか越えて行くと、一度大きくフィックスロープで下る。

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 三角の岩場ジャンダルムの200米の登りとなる。綱引き用の太めフイックスロープが張られているが、ここはスタカットで進む。ジャンダルム全体は少し立つておりフイックスを頼りにジャンダルムを登りきる。
 休憩してアイゼンを付け岩稜と雪稜を進みアイガー山頂へのナイフリッジを登ると山頂に着く。8時30分着 

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 米田を待ち登頂の握手を交わす。通常は5時間、私のパーティーは下降し始める、アイガー第一コルまで2回懸垂下降し痩尾根のグスグスの岩場をコンテで下っていく。アイガー第二コルまで4つの岩峰があり、ガイドが3時間掛かると言う。4つの岩峰の登下降繰り返しで体力を使う。

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 最後の岩峰を登り終え、昨年登ったメンヒに続く美しい雪稜をたどると、アイガー第二コルに12時00分に着き、すぐ後に2パーティーと米田パーティーが続き、各パーティー登攀の成功を祝い固い握手をしてメンヒ小屋へ向かう。メンヒの大斜面では尻セードしながらメンヒ小屋へ木村・米田パーティー12時30分着。昨年岩田さんと来た懐かしい小屋でガイドと飲み物で乾杯して仲間を待つ。

 後続の賀集・渋谷パーティー14時30分に到着して全員登頂を喜ぶ。

2013年スイスの旅 087s


ユングフラウヨッホ駅16時の電車に乗るため15時過ぎにメンヒ小屋を後にする。グリンデルワルドには18時半に着き、登山の成功を祝う。

8月24日

雨 
 一日停滞であった、1日違いでアイガーは登ることができた。

8月25日
 
 曇天の中、クライネシャデックからメンリッヘンへ、ハイク晴れていたらアイガー北壁が見えるが北壁はガスの中、ゴンドラでグルントに下りグリンデルワルドに戻る。
 
8月26日

 今日はグローゼ・シャデックにバスで上がりヴェツターホルン・シュレックホルン・フイシャーホルンを見ながらファストにハイクしファストよりマウンテンバイクで牧草地帯を快走しながらグリンデルワルド村まで駆け下る。

8月27日

 ツエルマットに移動

8月28日

 天候悪くツエルマットの町散策

8月29日
 
 最終日好天に恵まれ、日帰り出来るブライトホルン(4,164m)へ登り、帰りは景色のいいところで何度かゴンドラを降りモンテローザ山群やマッターホルン勇姿を楽しみました。

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8月30日
 
 ルツエルンに移動、市内観光を楽しむ。

8月31日

 ルツエルンのリギ山に観光ハイク(ルツエルン湖1時間のクルーズと登山鉄道の旅)
その後チューリヒへ移動

9月1日

 チューリヒ市内観光

9月2日

 チューリヒ11時20分ドーハ経由

9月3日

 関西空港17時20分着 帰国


 今回の山行計画では、アイガー・ユングフラウ・モンテローザと計画を立てましたが、第一目標のアイガーミッテルレギ稜登山が出来たことで十分堪能できたのではないかと思います。天候もその後は下り気味となり、1日違いで登ることができました。
 ツエルマットへ移動しても29日までは天候が悪く最終日に日帰り可能なブライトホルンへ登り、初参加の渋谷君を含め全員楽しめたのではないかと思います。
 アイガーミッテルレギ稜はマッターホルン・ヘルリン稜の縦の登山に比べ縦走ということで、岩と雪の総合的登山が味わえました。 
記 木村 正一


アイガーは人を酔わす

 アイガーといえば北壁で白いクモ(ハインリヒ、ハラ-)の本で知り憧れであった
昨年は私たちが行った時は登山シーズンなのに登った人はなく悪天候で断念し
再度の挑戦で2日間8時間25分をアイガー登山で要した時間で念願の登頂することができましたが頂上よりメンヒ小屋までの下山コースはまるで剣岳の八ツ峰を末端から登るように起伏があり厳しく心技体を全力出し切っても打ちのめされそうでした.これまで登った山の中で又登りたい一番はアイガーでしょうか人を引きつけ魅了する偉大な山でした。
 60歳代になりこの山に登るチャンス作っていただいた木村代表に感謝すると共に
30歳代頃の切磋琢磨した賀集、渋谷両仲間が参加して楽しい珍道中記ができました。
また留守本部の皆様には大変お世話になりありがとうございました
米田義輝


憧れのヨーロッパアルプスの登攀

 憧れのヨーロッパアルプスの登攀がついに実現した。アイガーとブライトホルンを私を含め4名の心強く愉快な仲間で挑みました。
 最高の天気の中、4000mの峰々と氷河の雄大な景色を心ゆくまで味会うことができました。技術的には何の問題もなく、ミッテルレギ稜を登りアイガー山頂へ、そして西稜からメンヒ小屋で終了、そこからユングラフヨッホ駅に至るコース、ヨーロッパアルプス初体験登攀として最高でした。
 個人的には、時差ぼけと高度障害とアルプスの迫力に飲まれたのか、体調が不調になり軽い目まいと吐き気を感じながらの行動で快適登攀とまではいかなかった。しかし、何より無事終了できたので良かった、良かった。
 ブライトホルンは、1時間半の雪上ハイキングでした。ヨーロッパアルプスがもっと近ければ毎年でも行って見たい所です。
渋谷 佳行
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テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

コメント

おめでとうございます

関西登高会にメールを送るのが難しいので。

山岳198号を今読みました。米田さんの田が無いのが残念。
木村,賀集、米田、渋谷4氏でアイガーに登られたのですね。
おめでとうございます。
私達夫婦は1975年、銀婚式をスイスの銀嶺へ”で
スキー担いでグリンデルワルドから登山列車の終点駅
ユングフラウの食堂まで。
窓からアイガー、メンヒを眺めて来ました。

グリンデルワルドの駅前のホテル グランドレギナの窓から 
槇有恒氏初登攀のアイガーの東稜も近近と眺められました。
 あれから もう38年、2人共 死なずに。10/19 浅野初子

懐かしいお顔を拝見して、うれしいです。

偶然、このHPを拝見し、懐かしいお顔にびっくり、感激です。ずっと山に登っておられるのだと羨ましく、感動もしました。みなさんは、私のことなど、覚えておられないかと思いますが、私はしっかり覚えています。今から30年ほど前、私は2か月ほど、登高会に入れてもらっていました。5月連休、賀集さん、豊島さんと一緒に明神岳に登らせていただきました。楽しい思い出です。でも、そのあと悲しい出来事が起こりました。憧れの賀集さんとこれからも一緒に登山できると、わくわくした矢先のことで、ショックでした。私は管理栄養士で賀集先生と同じ医療職なので、学会とかでお目にかかれないかと密かに期待しましたが、叶いませんでした。でも、こうしてHPで拝見できて、嬉しいです。
来年、スイスで栄養関連の学会があるので、参加して、アイガー眺めてきます。

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